~魔法のようなインテリア雑貨~
心ときめくヨーロピアンエレガンスなクレイアート「Jasmine」です。

よくいただくご質問に「どのくらいの日数がかかるのですか?」とのご質問があります。
デザインによって異なりますが、2週間~3週間でしょうか?
特にわたしは補修作業なども途中行ったり、全体の色バランスを経過とともに考慮しながらパーツやお花を作っていくので、他のクレイ作家様よりもかなり時間がかかると思います。

わたしの所属している協会では、制作過程の動画をお見せすることができないので、その過程を文章でお伝えしようかな?と思い、こちらのブログを書きました。

本当は制作過程の写真もあれば良いのですが、集中しているとついつい写真を撮り忘れてしまいます(^^;)
また手も結構汚れているので、スマホを持てないというのもありますが...

ではでは、クレイケーキの制作過程を綴りたいと思います。

1.土台となる発泡スチロールに粘土を巻いていきます。この時、継ぎ目が綺麗になるように、表面が凸凹しないように、最新の注意を払いながら粘土を伸ばして、巻いていきます。
この粘土をキレイに均等に伸ばす作業が、実は一苦労なんです。大きいケーキの時には、これで背中の筋肉を傷めて数日寝込んだ経験も(^^;)
綺麗に巻くことができたら、そのまま乾燥させます。(乾燥するまで2~3日)

2.レースのパーツなどを型から抜いていきます。
 この作業も、実はかなり時間がかかります。型から抜くときに、最良の乾き具合でないと綺麗に抜けない場合があります。なので、ひとつのパーツができたら、もう一個というように、数日をかけて制作していきます。また、型から抜いた粘土が曲がったりしないように、水平にしっかり乾燥するまで見守りもしていきます。
乾燥したら、着色が必要な場合には一つづつ着色していきます。(乾燥するまで2~3日、パーツが多い場合には4~5日かかることも...)




3.1の土台を数日乾燥させて、小さなひび割れなどがないかを確認し、もしできてしまった場合には修復し、再度乾燥させます。
 土台を着色する場合には、ここで塗っていきます。絵具が乾燥してからの色を確認しながら、理想の色になるまで何度も塗り重ねていきます。(さらに経過を見守ります)

4.土台の色とレースの色合いの雰囲気が決まったら、それに合わせたクレイフラワーを作成していきます。
 色、バランスを見ながら、どんなお花にするかを決めて、まずはダミーでいくつか候補を作ります。
 ダミーの中から組み合わせて素敵なものを選び、本番で作成していきます。この作業は、ダミーのお花も乾燥させてからでないとイメージングできないので、5日~7日かかることもあります。



5.2段の場合、土台を組みます。
 レースやパール、ラインストーンなどを丁寧に貼っていきます。
 リボンを作ります。お花のレイアウトを考慮してリボンのパーツを作り、半日程度乾かしてから、実際にケーキに配置していきます。
 リボンの丸みなどがつぶれないように注意しながら、完全に乾かしていきます。(デザインによっては、少しやわらかいうちにお花をセットすることもあります)

6.リボンが完全に乾いたら、クレイフラワーを配置して、完成です。

以上で完成となります。
いかがでしたでしょうか?なんとなくおわかりいただけたかしら?(^^;)

クレイケーキ Wedgwoodblue



この工程は、ある程度デザインが決まっている場合です。
デザインが未知のまま、こんな感じで~で始まる場合、途中で悩む時間も入るので(^^ゞ、倍以上の時間がかかることも...

生徒様からは、そんなお値段でいいんですか?と聞かれます。
生徒様は工程もわかるので、ご自分が実際に作るとなったら...さらに考えて...「購入させてください!」という方もいらっしゃいます(*^^*)
クレイアートはハンドメイドではありますが、わたしにとっては「アート」の世界に近いと思っています。

完成したクレイケーキは本当はお嫁に出したくないくらい大好きで、愛おしいのです。
でも、「好きなものを好きなだけ自由に表現できる」このクレイの素晴らしさを知ってほしい...
そんな想いから、販売させていただいております。

小さな幸せをお届けできましら、幸いです。

「Clay Art Jasmine」iichi販売サイト



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